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WoT 仕様の全体像

WoT仕様の全体像や構成要素について、仕様書の関係を説明するとともに、それぞれの仕様を示します。

WoT 仕様構成要素#

WoTは、下記の計8個の仕様によって構成されています。

  • Normative Deliverables
    • Web of Things (WoT) Architecture
    • Web of Things (WoT) Thing Description
    • Web of Things (WoT) Discovery
    • Web of Things (WoT) Profile
  • Informative Deliverables
    • Web of Things (WoT) Scripting API
    • Web of Things (WoT) Binding Templates
    • Web of Things (WoT) Security and Privacy Guidelines
    • Web of Things (WoT) Use Cases and Requirements

このようにWoTは、基準となる(Normative)仕様として、W3C勧告(Recommendation)のArchitectureおよびThing Descriptionを基盤とし、それらにDiscoveryとProfileを加えたものが定められています。
これらのNormativeな仕様は、Use Cases and Requirementsを始点とし、Security and Privacy Guidelinesという観点からも議論がなされています。
また、Scripting APIやBinding Templatesも重要な構成要素として、W3C Working Group ノート(Note)によって示されています。
詳細は後述の説明や仕様をご確認ください。

仕様書の関係をイメージとして図示したものが下図のものとなります。 Web of Things (WoT) について

これらの仕様が例えば、下図の黒の輪郭線で強調表示されている箇所のように、Web Thing や Thing のアーキテクチャの側面に対して関係しています。

Thing と Thing Descriptionの関係 (出典:Web of Things (WoT) Architecture 和訳: 図25 Thingのアーキテクチャの側面に対するWoT構成要素の関係)

W3C勧告(Recommendation)#

W3C Working Group ノート(Note)#

  • Web of Things (WoT) Binding Templates

  • Web of Things (WoT) Scripting API

    • ThingやConsumer上でアプリケーションロジックを実装するための言語インタフェースの指針。node-wotは本ノートに基づいたAPIを提供している。
    • 原文
    • 最新の編集者草案

  • Web of Things (WoT) Security and Privacy Guidelines

W3C Interest Group ノート(Note)#

  • Web of Things (WoT) Use Cases and Requirements

W3C ドラフト (Draft)#

  • Web of Things (WoT) Discovery

    • Thing Descriptionの探索方法の説明。新たな探索メカニズムを規定するのではなく、既存メカニズムを使ってTDへのURLを探索する方法と、TDを格納したディレクトリのAPIを規定する予定。
    • 原文
    • 最新の編集者草案

  • Web of Things (WoT): WoT Profile

    • Thing Descriptionで記述可能な仕様は広範囲に及ぶため、"プロファイル"という形で制約を設け、各Thing/Consumerが対応すべき機能範囲を明確にする。
    • 原文
    • 最新の編集者草案

  • Web of Things (WoT) Architecture 1.1

  • Web of Things Thing Description 1.1